先月は、カタい(チタン)報道用カメラのお話でしたが、今月は肩の力をぬいて気軽なカメラのお話です。
ローライ35
お好きな方も多いのではないかと思いますが、
私もこのルックスにやられて、豊富なバリエーションから3種類保有したことがあります。
1967年からレンズの違い、ゴールド、シルバーの限定など30年ほど生産されていて、どれも魅力的です。
人気は初期のドイツ製のモデル。あとになるとシンガポール製なのですが、
シンガポールに旅をした際に立ち寄ったシンガポール国立博物館でもローライの展示がありました。
ローライがシンガポールには誇りだったんですね。
だとすれば真面目に作っていたはずで、どちらが良いとかってのは愚問だと、シンガポールで思った次第です。
発売時の価格が、ニコンFと同じくらいという超高価なカメラ。
レンズはツァイスのテッサー40mmF3.5と高解像なレンズが付いた凝ったカメラなので、高くて当たり前です。
全てを廃してミニマムな作り。
ライカのようなレンジファインダーなどありません。
ピント合わせは目測で、エイゃ!と合わせますが、絞りを5.6〜8くらいにしておくと大体ピントが合っています。
デザインも凝ってます〜!
レンズを中心に、絞りのダイヤル、シャッターダイヤルを左右に配置。
丸が3つ続く、なんとも素敵なデザインです。
小さなボディには、独特の取り付け金具のストラップを取り付ければ、落としてしまう心配は減ります。
購入する際には、純正のフィルター、フードもあるので気にしてみましょう。
コンプリートしたくなるはずですので(笑)
では、撮影準備に取りかかってみましょうか!
フィルム装填です。
高級な趣味とか言われますが、長年やっておりますので手慣れたもんです。
ちなみにまだまだフィルムはありますし、現像もできます。
今どきフィルム撮影は、若者に人気だとか。
さて、準備が整い、この小さなカメラを持って、いつもの新橋SL広場ではなく、
私の住んでいる長崎に持ち帰り、ご近所に連れ出しました。
やっとコロナの規制も開けた長崎、天気の良い日にカメラを手に散歩は気持ちの良いもの。
普段で使うカメラの1/3ほどの大きさと重さでしょうか。
ピント合わせ、絞りもシャッター速度も自分で合わせますが、それも楽しいですね!
カンが当たるでしょうか?
結果、カンというよりも、40mmのレンズは少し絞れば目測もほどほどで良くて、ちゃんと写ってました!
いつものスーパーの駐車場屋上から長崎港を
Rolle35 ISO100フィルム
国宝眼鏡橋も克明に描写
Rollei35 ISO100フィルム
眼鏡橋を行く人にタイミングを合わせて!
Rollei35 ISO100フィルム
後ろには軍艦島に行く観光船、今は休業ですね。
Rollei35 ISO100フィルム
散歩の途中のカフェ。近距離もなんとかピント合ってます!
Rollei ISO100フィルム
路面電車に乗って帰りましょう。
今回はISO100のフィルムをネガスキャンしてもらったものを掲載していて、
ちょっと粗めですが、プリントだとかなりなものです。
旅に、日常に小さくて可愛くて愛すべきカメラです。
コロナも明けそうですし、お供に連れて出歩きましょう!
来月もみなさま、どうぞ宜しくお願い致します!