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第2回
 
 
沈胴式のレンズ、機能的に面白いですよね。 ついつい伸び縮みさせちゃいます。
前回の撮影でも使用したのは沈胴式のライカMレンズ。
ライカSL(デジタル)にアダプターと中間リングをセットで付けました。

デジタルカメラならファインダーで確認できるため、 中間リングを入れて、
沈胴式の鏡胴を長くしたり、短くしたりしてピント合わせをし、
無限大から近接撮影まで可能になる!とほくそ笑んで使っております。
 
ただし鏡胴は、こすれた金属ゴミがデジカメのセンサーに 付く
可能性があるので良くないと言われますが、
それも私は気にせずダストリダクション頼りです。

もちろん引っ込めてセンサーにぶつからない事を確認しましょう。
 
 
ということで、 富士越カメラさんにあった、沈胴式の古いレンズを見せてもらいます。
たくさんあって選び放題です!
こう並べるとキノコが並ぶ八百屋のようです。
そのなかから、 ニッケルと呼ばれている少し黄色っぽい鏡胴の
エルマー50mmF3.5 をお借りして試写をすることにしました。
1936年製で、85年前のレンズです!

 

ちょうどお昼でおなかも減って、 富士越カメラさんと同じフロアの「初藤」さんへ。
綺麗な居酒屋さんはニュー新橋ビルの名店の一つだそうで、
ランチは超お得な、初藤定食990円。 天ぷら、お刺身、焼き魚のセット。
豊洲の新鮮なお魚と聞き、ご馳走過ぎてついついビールもオーダー。
それはそれは満足で満腹です!
 
LEICA SL2-S エルマーL50mm F3.5 (ニッケル) F3.5 1/40秒 +0.3EV ISO400
 
LEICA SL2-S エルマーL50mm F3.5 (ニッケル) F3.5 1/160秒 +0.5EV ISO1600


 
早速、エルマーでランチを撮影。
ほどよくクラシカルな写りは、最新のレンズのように硬い印象はなく、
ふんわり調で、お料理撮影には好みな感じです。
おなかいっぱいになって、いざ撮影に。

JR新橋駅の烏森口という出口の先には、烏森神社があります。
商売繁盛と技芸上達のご利益があるとか。
私も、もうちょっと写真が上手になるよう手を合わせました。
近隣の皆さんが、礼をされながらお社の前を通っていきます。
いいですね、愛される神様です。
 
LEICA SL2-S エルマーL50mm F3.5 (ニッケル) F3.5 1/640秒 - 0.3EV ISO400
 
LEICA SL2-S エルマーL50mm F3.5 (ニッケル) F3.5 1/320秒  ISO400
 
そうそうエルマーです、このクラシック感いいです。
古いレンズはコントラストが低い。 色が淡い。 周辺が流れる、逆光に弱い。
逆光なんて虹が出ます(笑)。
 
LEICA SL2-S エルマーL50mm F3.5 (ニッケル) F3.5 1/5000秒 + 0.3EV ISO400


 
以前なら悪いレンズの評価のオンパレードですが、
最新のシャープで硬いってほどのレンズと大きく違うので、
写りにバリエーションを持たせるなら、こういうレンズもありです。

外観も写りもクラシックで目をひきますし、愛せるレンズですよ。
 
LEICA SL2-S エルマーL50mm F3.5 (ニッケル) F3.5 1/125秒 ISO50
 
LEICA SL2-S エルマー50mm F3.5 (ニッケル) F3.5 1/160秒 ISO50
また今回もSL広場からお別れです。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
(次回8月10日掲載予定)
   
 



  斎藤 巧一郎 (さいとう こういちろう)


  鹿児島県出身。
  日本大学芸術学部写真学科卒。
  カメラメーカーの写真教室、セミナー講師を務め、カメラ雑誌の記事寄稿をしている。
  最近は日本の食についての撮影を続けている。
  長崎市在住。好きな食べ物はちくわ。


 


・第1回:2021年6月 ひとりごと始めます  (ライカR 21mmF4,80mm1.4)
 
・第2回:2021年7月 新橋烏森神社に   (L 50mm F3.5 エルマー)

・第3回:2021年8月 真夏の新橋さんぽ (ズミルックスM 35mm F1.4)

・第4回:2021年9月 Titanのプレミアム感 (ニコン F2チタン)