2020年9月から新橋に戻ってきて半年が経ちました。
なかなか出かけられませんが、このブログを通して写真を撮る楽しさと新橋の良さを
感じていただければと思い1年間の連載を企画させて頂きました。
斎藤巧一郎先生に毎回おすすめの1台とそれにちなんだ写真と文章をお願いしています。
それでは連載第1回目、
斎藤巧一郎先生の写真と自由な文章をお楽しみください。

 
ライカSL typ601  ライカ スーパーアンギュロンR 21mm  F4  F4  1/2000 秒 ISO1600
 
 
老舗のカメラ店、富士越カメラが昨年秋から新橋駅前に移転してきました。
新橋といえば、テレビの中継で見るSLのあの場所です。
その広場にそびえるニュー新橋ビルの2階に富士越カメラはあります。
そこで私も愛機デジタルカメラのライカSL(Type601)を手にニュー新橋ビルへ。
 
街の象徴のニュー新橋ビルは、
1階で目で立つ金券ショップから、居酒屋、マッサージ店、雀荘、となかなかのカオス。
とても興味深く、いろんなお店にお邪魔してみたいです。
ビルは1971年に誕生とのことで約50歳と、私と同じ世代。
集うお客さんも同じ世代でなんだか気が合う感じです。

 
 
ライカSL typ601 ライカ エルマーM 50mm F2.8 (マクロアダプター使用) F2.8 1/80秒 ISO 200

ランチは、ニュー新橋ビル1階の「むさしや」さんで。
10名ほどの列が出来ていますが、それほど待たなくて良さそうです。
並ぶあいだに注文し、着席すると料理が運ばれます。
みんな大好きオムライス!多くの方にならって私も。
老舗のオムライスは、新橋で永く愛される優しい味。
お店の優しさがあふれ過ぎるすごいボリュームです!
私の周りのご常連は、ハンバーグ、卵をトッピング。
いやいや通常のオムライスでもお腹はいっぱいいっぱいです。
 
 
写真左から ライカSL typ601  ライカ エルマーM 50mm F2.8  (ライカアダプターM + キポン中間リング)

上記の写真のようにすると、50センチくらいまで寄れるので、お料理もちょうどよく写ります。
大満足になって、2階でカメラを選びましょう。
 
 
ライカSL typ601 ライカ スーパーアンギュロンR 21mm F4  F5.6  1/320秒 ISO1600

ちょうど新年度、証明写真のお客様で「富士越カメラ」さんも大忙しですが、
たくさんのカメラをたたえたショーウィンドウをゆっくり眺めます。
ライカをはじめクラシカルなカメラが並びます。
私もいろいろカメラを所有してきましたが、カメラが欲しい!ってのも終わりがありません。
そう、ずっと続く鉄道のようです。
 
 
写真左から ライカ ズミルックスR80mm F1.4   ライカ ズミクロンR50mm F2   ライカ SL  

という事で、今月のおすすめカメラはライカ SL 。
そう新橋といえばSLです!
1968〜1974年に作られたライカSLは古き良きドイツの頑丈な作り。
今時の軽量を売りにするカメラの対極にあります。

美点は、なんと言ってもファインダー。
ライカ Mの対極で、ズバリ一眼レフで見えてます!ってとこでしょうか。
大変クリーンな見え味のファインダーです。
ミラーレスカメラばかり使っていると、この感じ新鮮かもしれません。

セットのズミクロン50mm F2は、精緻な再現の素晴らしいレンズ。
私も好きなレンズの一つです。


合わせてご紹介のライカ ズミルックス R80mm F1.4は、
開放ボヤん、絞るとシャープ。開放低コントラスト、絞るとメリハリ!
という1本で2つの味わいが楽しめます。

もちろんどのレンズでも、開放と絞った際の描写は異なりますが、
ここまで差が大きいレンズは無いもんです。
これを使えてこそライカ一眼使いの称号を得られるってものです。
ぜひ、新橋にSLを見に、ライカSLを触りに行ってみましょう!

 
ライカSL typ601 ライカ ズミルックスR 80mm F1.4  F1.4 1/2500秒  ISO 200
 



  斎藤 巧一郎 (さいとう こういちろう)


  鹿児島県出身。
  日本大学芸術学部写真学科卒。
  カメラメーカーの写真教室、セミナー講師を務め、カメラ雑誌の記事寄稿をしている。
  最近は日本の食についての撮影を続けている。
  長崎市在住。好きな食べ物はちくわ。