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ライカ 双眼鏡 用語集
光学系、メカニズム、テクノロシーを知るためのキーワード
アポ
- ― 製品シリーズ名の先頭にある「アポ」はアポクロマートの略で、
フッ化物を含む特殊なレンズを使用して色収差を補正していることを意味します。
- ― シャープさとコントラストを向上するとともに、わずらわしい色にじみを抑制します。
アクアデュラTMコーティング
- ― 水滴やほこりをはじく特性があり、悪天候下でもクリアな視界が得られます。
- ― 見え味を快適にします。
- ― 耐摩耗性を向上する働きがあり、大切なレンズをキズなどからより効果的に保護します。
ASPH.
- ― 非球面レンズを意味する略語。製品名にこの略語が付いたものは、
光学系に非球面レンズを使用しています。
- ― レンズの周辺部を通過する光が、通常のレンズとは異なるかたちで屈折するため、
視野の周辺部mでシャープに見えるようになります。
解像力
- ― 光学性能の指標のひとつで、どの程度細かいところまで見分けられるかを表します。
- ― 解像力が高いほど、観察しにくい光の状況でもより細かい部分まで識別できます。
射出瞳
- ― およそ30cm離れたところから接眼レンズを見たときに見える、明るい円形の部分。
- ― 射出瞳径(射出瞳の直径)は、「対物レンズ有効径÷倍率」で算出されます。
- ― 形が正円に近く周辺部がはっきり見えるほど、性能が高いといえます。
迷光
- ― 正常な反射や屈折以外から生じる光。乱反射により視野に望まない明るい部分を
- 生じさせるため、快適に観察できなかったり、見え味が自然でなくなったりします。
- ― 適切なコーティングやバッフルを採用すれば大幅に低減できます。
FL(フローライド)レンズ
- ― フッ化物を含む特殊なレンズを指します。
- ― 色にじみの低減、コントラストの向上、より自然な色再現性を実現できます。
- ― 光の散乱が少ないため、収差の補正に効果があります。
HD
- ― 最上級クラスの製品であることを示す略語で、光学的にもメカニズム的にも
- 最高水準にあることを意味します。
- ― 厳しい温度環境のもとでも、ピント合わせを常にスムーズに行えます。
- ― アクアディラTMコーティングを採用しているのが特長のひとつです。
- ― FL(フローライド)レンズを使用しているのも特長のひとつです。
HDCTMマルチコーティング
- ― 耐摩耗性と光透過率を高めます。
- ― 透明度が高く、キズからレンズを効果的に保護するので、アウトドアツールに
- 理想的なコーティング技術です。
ハイルックスシステム(HLSTM)
- ― 迷光の影響を低減するシステム。メカニズムにはバッフルや非反射コーティングなどの
- 対策を、プリズムには特殊な反射コーティングを施しています。
- ― 光透過率、コントラスト、シャープさの向上に大きな効果があります。
- ― ウルトラビットシリーズとデュオビットシリーズに採用されています。
コントラスト
- ― 像における明るい部分と暗い部分の明度の差を意味します。
- ― 明度の差が大きいほど、コントラストが高いことになります。
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マグネシウム
- ― 振動や衝撃に強く、光学系を保護するのに最適な素材です。
- ― 堅牢性を確保する以外にも、超軽量化できるというメリットがあります。
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被写界深度
- ― ある対象物にピントを合わせると、その対象物の手前と奥にもピントが合って見えます。
- ピントが合って見える一番手前と一番奥の範囲を被写界深度といいます。
- ― 倍率が低いほど、被写界深度は深く(ピントが合って見える範囲が広く)なります。
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倍率
- ― ある対象物を見たときに、その対象物にどのくらい近づいて肉眼で見た場合と
- 同じ大きさに見えるかを示します。
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- 例:8倍の場合、およそ100m先にいる鳥は、12.5m(100÷8=12.5)まで近づいて
- 肉眼で見た場合と同じ大きさに見えます。
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